84歳の映画狂が薦める黄金時代のオモシロ映画塾

映画は色々な世界を擬似体験させてくれるエンターテイメントだ!

(第23回)「夜の大捜査線」(1967)

こんにちは❗

毎日うだるような暑さが続きますが、皆様如何お過ごしでしょう?

またまたコロナの第7波がきてるようだし、ニュースも毎日センセーショナルな事柄があり、心を穏やかに過ごす事って中々難しいですよね。

そういう時、映画って一瞬で別の世界へ誘ってくれるんですっ✨

心が病んだ時にこそ映画を見るべきですっ✨
と、いうことで本日も映画塾始めます❗

…………………………………………………………

うだるような夏の夜、ミシシッピーの小さな駅で、列車の乗り換えのために足止めを食っている黒人の若い旅行者。
トロール警官の楽しみが若い女性の着替えの盗み見ぐらいというその田舎町で謎の殺人事件が発生。
そんな重大な案件を取り扱った経験がない署長と警官たちは、駅にいた旅行者を黒人ということで疑い、署に連行するが、実は彼はフィラデルフィアの敏腕刑事だった。
粗野で頑固な署長は、その都会のベテラン刑事に知恵を借りたいのだが、黒人に頭を下げられるかと思っている。

出だしだけでワクワクしますね。


最初の黒人スターといってもいいシドニー.ポワチェもいいですが、なんといっても渋々ながら黒人刑事に頼らざるを得なくなっていく署長のロッド.スタイガーが素晴らしい。
アカデミーの主演男優賞に輝き、映画も作品賞をとりました。
人種問題を絡ませながら、後味は決して悪くありません。

…………………………………………………………

○生徒からのコメント

最初は分かりやすい位の黒人差別で少し辟易としました。
署長や警官たちもお手本のようにアメリカの横柄なポリス像を演じていて…⤵️
だけど、黒人敏腕刑事のクレバーさでどんどん流れが変わっていく様は正しく爽快❕
お手本のような署長も最後の方には人情溢れるナイスガイに変貌していて好きになります😃

この頃のアメリカの空気感って体験してみたかったなあ😢
そういう意味でも映画は時代が変わっても昔の空気感を疑似体験出来るし、何度だって繰り返し観ることが出来る素晴らしいエンターテイメント❗