第13回 「略奪された七人の花嫁」(1954年)
こんにちは☺️
台風が近づいているようですね😃
少し気温も下がったのか、今日は過ごしやすい心地がします。
桜も若葉が清々しくて気持ちいいです。
こういう日は映画日和だなあと思って映画館の上映リストを確認しましたが、私が観たいなあと思う映画が無くて残念…
なので、苔と青紅葉の庭を眺めながらカフェでゆっくりしながら映画塾サイトをアップしています☺️
では、本日も映画塾始めていきましょう🎵
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このミュージカルの初見時は高校生で、映画館は大阪松竹座でした。
私は中学、高校生時代、大阪に住んでいて、市内の映画館は全てよく知っていますが、松竹座は特別の存在でしたね。
1923年、ミラノのスカラ座をモデルに完成した日本で初めての鉄骨鉄筋コンクリートの映画館で、日本一どころか、東洋一と言われていました。
八年後、同じく鉄骨鉄筋コンクリートで復元された大阪城天守閣より建築費は高かったそうです。
戦後も無事に残っていて、外装内装ともクラシックな独特の風格がありました。
二階席のステージに面した左右の端には、外国映画で良く見るような立派な貴賓席が備わっていましたが、あんなとこから斜めにスクリーンを見下ろしたって、どこがいいんだろうといつも不思議でした。
今は正面外装だけ残して、近代的な劇場に改築されてしまったのが残念です。
限られたお小遣いで出来るだけ数多くの映画を見たかった私は、どんなに気に入っても、同じ作品を見るために再入場することはなかったのですが、この映画だけは例外でした。
ミュージカルといっても、恋人たちのスローなデュエットやしんみりとした独唱は苦手で、大好きなのは軽快なタップダンスやダイナミックな群舞でした。
ですからこの映画の「納屋の立ち上げ」で展開するアクロバティックで歯切れのいい、兄弟と町の若者たちのケンカ.ダンスは最高でしたね。メロディも楽しくて、いつも鼻歌が出てきます。
「サビニの女たちの略奪」の歌もお気に入りです。
市販されているDVDは劇場公開用のシネスコ版ですが、同時に撮影されたヴィスタビジョン版も収録されています。
こちらはスーパーがついていませんが、非常に鮮明で、シネスコ版とは違ったアングルのショットもあり、興味深いですよ。
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◎生徒からのコメント
兄弟たちと若者のダンス、そして、納屋を立ち上げる時の喧嘩が面白かった🎵
でもまあ、女の子達をさらっていくなんてこの時代の映画だからこそですね。
今なら完全に誘拐(笑)
しかも、女の子達も洗脳されるというか愛が芽生えて、結局七人とも結婚するというハチャメチャなエンディング(笑)
でも、映画だからこそあり得るストーリーだから楽しい。
(84歳の映画狂が薦める黄金時代のオモシロ映画塾)
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