84歳の映画狂が薦める黄金時代のオモシロ映画塾

映画は色々な世界を擬似体験させてくれるエンターテイメントだ!

第九回 「駅馬車」(1939年)

こんにちは☺️

雨が降らないので、桜が長く楽しめますね✨
何故かウキウキします☺️

それでは今回も映画塾始めていきましょう‼️

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西部劇の代名詞になっているような映画ですね。

戦前、日本人の心を掴んだジョン.フォード監督の名作だとは知っていましたが、私が初めて映画館で見ることが出来たのは高校生の時でした。
ワクワクしながら映画館に駆け付けましたが、アパッチが駅馬車を襲撃するシーンの素晴らしさは期待以上でした。
駅馬車も人馬も、それを撮るカメラも走り続けるスピード感、信じられないような危険なスタント、とても戦前の映画だとは思えませんでした。

その一方、評判の主題曲も、乗客たちの人間模様もあまりピンときませんでした。
それどころか、ちょっとかったるいなぁとイライラしていたのですから子供ですね。
その印象がずっと残っていたので、生徒にもアクションシーンは凄いんだけどね、と話を濁していたぐらいです。

ところが何十年ぶりかで最初から見直してみて、自分の幼さに呆れ返りました。
登場人物を描き分ける脚本と演出、彼らを演じる俳優たちも素晴らしい。
ことにジョン.ウエインのお尋ね者とクレア.トレヴァーの娼婦が視線だけで情感を高めていくのは心に響きました。

今聞くと、あのメロディもぴったりはまっています。
乗客たちの様々な葛藤が頂点に達した時に、アパッチの襲撃が始まるので、その迫力も一段と増します。

一体私は何を観ていたのでしょうか。恥ずかしいです。

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◎生徒からのコメント

アパッチの襲撃のスピード感は見処たっぷりです。
どうやって撮ったんだろう?

アパッチを見て、(あーこれこれ)、これが自分がイメージしていた西部劇って思いましたね。

ただ、それまでのストーリーは少々退屈に感じたので、私はまだまだ子供ですね…
二度三度と観るともっと深いところがわかってくるのでしょうね。


 (84歳の映画狂が薦める黄金時代のオモシロ映画塾)
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