84歳の映画狂が薦める黄金時代のオモシロ映画塾

映画は色々な世界を擬似体験させてくれるエンターテイメントだ!

第四回 「ヴェラクルス」(1954年)

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めっぽう面白い西洋講談です。


ゲーリー.クーパーとバート.ランカスターの二大スターが正面から丁々発止と渡り合うという衝撃は当時のファンでないとわからないでしょうね。

クーパーはハリウッドというよりアメリカを象徴するようなスターでしたし、ランカスターはアクションスターとして人気ナンバーワンだったからです。

ロバート.アルドリッチ監督もキレの良いアクションで押しまくり、アクション映画の歴史に残る一本が生まれました。

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一見、クーパーの正、ランカスターの悪の対決になっていますが、見終わってみるとクーパーの影は薄く、明らかに花を持たせて、実をとられてしまっています。

この映画はハロルド.ヘクト.プロが製作に関わっていて、ヘクトはランカスターをハリウッドに売り込んだ男ですから、まあしょうがないでしょう。

舞台は南北戦争直後で、スペインからの独立戦争に燃えるメキシコですが、西部劇の感覚に近く、ラストはしっかり二大スターの決闘で決着がつきます。
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◎生徒からのコメント

南北戦争独立戦争と言われても正直ピンとこないので一回見ただけではストーリーがちゃんと入ってこないかもしれないですね。私はそうでした。

しかも西部劇と思って見ていたらメキシコが舞台でもあり、余計こんがらがった部分はありました…

こういうストーリーの西部劇もあるんだなあという驚きですね。

ただゲーリー.クーパーとバート.ランカスターは真にカッコ良くて、ラストの決着シーンはまさしく西部劇でした。

映画館で見たら迫力ある映画だろうと思うと、(見たかったなあ☺️)

(84歳の映画狂が薦める黄金時代のオモシロ映画塾)
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